琵琶を基にした数々の節調は、我が流派独特の詩吟として、奥の深さと味わいがあります。“優雅で華麗な吟舞・雄壮な剣舞”を習得することによって心身の鍛錬にもなります。
当会は全国組織で日本各地またアメリカ・カナダにも多数の会員を擁しています。
例年、全国大会が開催され各地においても大会、発表会があり許状の発行や本流の詩吟・吟舞・剣舞のコンクールも行われております。吟界に先駆けてNPO法人を取得し、時代のニーズに応えるべく青少年の健全育成にも一役かっております。

「芸術に完成なし、自らの技を誇るべからず」を合言葉に和気あいあいの中で、人間関係を大切に、楽しみながら学んでいます
吟道の普及向上のため青少年の諸活動や社会に貢献し、相互の親和を図り
流風の伝承・奉仕と実践・挑戦と情熱をモットーに、日本文化の創造と発展を目的とします

〇はじめに
日本國風流詩吟吟舞会の流祖、雨宮國風が昭和二年に設立して以来、研究を重ね、漢詩を題材にしたものから、近代詩、さらには、錦心流琵琶の語りを取り入れたものや、歌舞伎に題材を求めた物語的な吟詠など、奥深いものが創作されています。
〇國風流の正式名称
“特定非営利活動法人 日米加吟詠連盟 日本國風流詩吟吟舞会”
〇國風流の取り組み
國風流では詩吟に加えて、吟舞、剣舞、漢詩の三つを教えています。
國風流は平成12年に、吟界初となる「特定非営利活動法人(NPO法人)」を取得しました。現在は法人として鷲見國仁のもと理事長制で組織運営を行っています。
宗家 雨宮邦風
「吟舞」と私が命名した所以のものは、いささか私の主義主張があるのである。
私は五、六才の幼少の頃から剣舞術をやった。そのころは「術」といっていた。ちょうど明治三十七、八年の日露戦争の時代で、世の中には殺伐な気風が漲っており、日本全国の到る所に剣舞、柔道、剣道の道場があったし、また実際に盛んなものであった。
五十余年を経た今日は時代がまるで変わってしまつて、「術」は「道」に変わり、芸道の一部として詩吟であり剣舞であることは衆知の通りである。
「吟舞」に対する私の構想は、自分が少年時代に習練した剣舞に「能」の仕舞を加味し、紋服袴に扇子一本(二本の場合もあるが)で、優雅にしかも詩の内容を充分表現することを眼目としている。要するに、剣舞の如く強くなく、舞踊の如く弱くなく、舞の手数は少なくとも高尚な品格のある振り付け、所作を希望しているものである。顔を絵取り、歌舞伎の如く衣装をこらす等は好ましくなく、どこまでも清楚に舞っていたいと考える。であるから、今後「吟舞」を修得される人々は、この点をよく考慮して舞って頂きたいと思うのである。
男子にも女子にも、そしてまた老いても幼少でも舞う事が出来るのが「吟舞」である。これは諸君が常に愛好する吟詠と少しも変わるものではありません。
私のような所謂ロマンスグレイの老人が、黒紋付きに袴、扇子1本で吟詠に合わせて舞う姿はまた上品なものである。
テレビやムービーの時代に処して老人の若返りは「吟舞」以外にはない と、私は信念をもっておすすめしたいと思う。
(昭和三十三年 会報二号掲載分)
| 歴史 | |
|---|---|
| 昭和2年 | 流祖雨宮國風先生により日本國風流詩吟創始 |
| 昭和10~20年 | アメリカ・カナダでの普及活動が始まり連盟の基礎を固める |
| 昭和12年 | 吟舞会創設 |
| 昭和43年 | 日本國風流全国大会開催 | 財団第二回日本吟剣詩舞振興会全国大会出演 |
| 昭和45年 | 全国朗吟文化協会会長に就任 |
| 昭和55年 | NHK大ホール出演 |
| 平成5年 | 雨宮清子、二代目宗家に就任 |
| 平成7年 | 中山力男、三代目宗家に就任 |
| カナダバンクーバー大会開催 | |
| 平成9年 | 國風会館落成 |
| ロサンゼルス大会開催 | |
| 平成12年 | 特定非営利活動法人(NPO法人)として発足 |
| 平成17年 | カナダバンクーバー国際大会開催 |
| 米国連盟長に町村外務大臣より感謝状を授与される | |
| 平成24年 | ロサンゼルス国際大会開催 |
| 宗家、理事長、横浜市と姉妹都市であるロサンゼルス市から表彰状授与される | |
| 平成28年 | 創流九十周年記念国際大会開催 |
| 平成30年 | 鷲見國仁、理事長に就任 |

